「まろん・・・・。俺達、別れよう。」














<ありったけの愛で>















カカシから告げられた残酷な言葉・・・・・・・。


「・・・・・わかったわ・・・・・・」



まろんは一言返事をするときびすを返し走っていった―・・・・・。




「まろん・・・・・・・・っ・・・・・・」



カカシは涙を流しながらその場を後にした。

























「まろんっ!!なんでカカシさんと別れちゃったんだよ?!」

まろんの同期の友人、火渡朱矢が血相を変えて「人生色々」に飛び込んできた。


「朱矢!!誰に聞いたのよ!!そんなの!!」

まろんはうろたえながらあたりを見回す。


だけどそこは晴れ。土曜日の正午だ。誰もいない。



「落ち込んでるから・・・・・、カマかけてみた。やっぱり、カカシさんと・・・・」

朱矢は下を向く。

「・・・・・・。・・・・よくそれだけでわかったわね。」

まろんはため息をついた。


「違げぇよ。それだけじゃあさすがの俺もわからん。
 ・・・・・・カカシさんが・・・・落ち込んでたんだよ・・・・珍しく。」

「カカシが落ち込む訳ないじゃない・・・・・・・・・・・振られたのは私よ・・・・・・」


まろんは唇をかんだ。




「何で?なんでカカシさんと別れたんだよ?!別れ話なんて、断ればよかったじゃんか!!!」


朱矢が叫ぶ。


「そんなの!!・・・・・・・できないよ。カカシの・・・・・邪魔になりたくない。
 カカシの・・・・為に・・・・・」


『ガタン』



朱矢が立ち上がった。


「そんなん・・・・・理由になるかよ・・・・・・」


「待っ・・・・・」



まろんの声が聞こえないように朱矢は走った。

























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「・・・・・・・朱矢か・・・・・」


カカシは朱矢が後ろに立つと、気配を察し、振り向いた。



「・・・・・・・・・納得いかねぇっす・・・・・。」

息切れしながらも朱矢は声を絞り出す。




「なんでですか?!なんでまろんを振った?!」

朱矢は叫ぶと、肩ではぁはぁと息をする


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



「なんっ・・・・で・・・」

ただ黙っているカカシに再度質問を投げかける。



「Sランク・・・・・・・任務。帰ってこれるかなんて・・・・・・・わからない。
 暗部なんて、そんなもんでしょ。こればかりは・・・・・・・・まろんの為だよ・・・・・・・・・。」


カカシはニコリと笑う。


「そんなの、逃げです。相手の為相手の為って・・・・
 カカシさんもまろんも・・・逃げてるだけっす。失うの・・・恐れて。」

朱矢は微笑み返す。


「・・・・・そうだよ。逃げてる。まろんは、泣かせたくない。」

「泣かしたじゃないですか。」

「う〜ん。そうなんだけどね・・・・・・。でも・・・・。死んで悲しむよりはマシ・・・・・でしょ?」

「じゃあ!愛してないんですか?!」

その質問に、カカシは止まる。


「愛してないんですか?」


「・・・・・・・・・・・・・ぁぁ・・・・・・・・・」

目を伏せるカカシ。


「・・・・・そんなこというなら・・・・・
 付いてきてくださいよ覚悟がどんくらいなもんか・・・・見せてください」


















---------------朱矢が連れてきたのは人生色々----------------------------









「カカシ?!」

まろんはまだそこに居た。

「・・・・・・・・・・」

カカシは目を合わせず、目を伏せる



「っつー事で・・・・まろん。お前カカシさんと別れたんならいいよな?」

「何が?」

「あっちは了解済みだから。」




そういうと朱矢はまろんを押し倒す。




「?!朱矢っ!!!!!」

カカシが・・・・・・見てるっ!


「あ?男の力に勝てるかよ・・・・・・」


いつもの朱矢じゃない・・・・・・。


「イヤぁ・・・・!!カカシっ!助け・・・・」









次の瞬間、まろんを抱きしめていたのはカカシだった。

「ごめんね、朱矢。俺の決意、ショボかったみたいだ。」

と、カカシがまろんに口付ける。

「んぁ・・・。カカ・・・・シ・・・・・・」

泣き出すまろん。




その顔を見て、朱矢は微笑む。

「HAPPY END??邪魔者退散〜」

そう言うとそこから朱矢はいなくなった。
















「・・・・・やっぱまろんいないとダメだ。俺。」

カカシはまろんを抱きしめる。


「私もだよ・・・・・・・」

まろんはカカシを抱きしめ返す。



「俺、暗部止める。ずーーーっとまろんの傍にいる。
 あんな事、言ってごめーんね?」


「うん!私、傍にいていいの?」

「あたりまえデショ??」




―まろんは俺のものなんだから―























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うぁ〜!!!
長いかな??結構・・・

カカシ初のシリアス、どうだったでしょうか??
まろんさんのリクエストですが!こんなもんで良ければもらってやってください;

なんか最後微妙にラブラブじゃなくてごめーんね。なんつって。
朱矢でてましたね。美味しい役で。押し倒してごめんなさい(笑
ムラッときちゃったんですよー。ムラッと(殴

では、ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!


                              (↑アカヤ様のコメントですvv)

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ウフフフ・・vvv(怪しい奴発見!!)

アカヤ様のホムペでリクエストしたら貰っちゃいましたvv

なんて素敵なドリームなんでしょうvvv

カカシがっ・・/// カカシがカッコイイ////(当たり前だよ。)

「暗部止める。」その言葉に・・・じぃ〜ん・・(涙)

やっぱりアカヤ様のドリームは素敵ですねvvv

惚れ惚れします・・///(ヤメロ。)

私もいつかこんなドキドキするドリームを書けるようになってみたいですvv(無理だって;;)

それではvv こんな素敵なドリーム・・ありがとうございましたぁっ!!vv(土下座。)


                                          ●まろん●