あなたが大好き。  


 


  どんな時でもそばにいて・・


   


      どんな時でも、守るから。



  







       【大好きだよ?】











久しぶりの休日・・。
机に頬杖をつきながら・・カカシによってめくられていく本のページを目で追う・・。


・・残りのページが半分くらいまできたのをみはからって・・
はカカシに声をかけた・・。



「ねぇ。 カカシ〜。」

「・・ん・・? どーしたの? ・・。」


変わらない表情で答える彼に頬をふくらませながら
めずらしく上目づかいでおねだりなんかをしてみたり・・・?



「あのさ? カカシ〜。 どこか行こうよ?」


のおねだりに大好きな本をパタンッと閉じるカカシ・・。
・・これは・・いけるかもしれない・・?


「・・えっ? あー・・そうね。 どっか行く?」


・・やっぱりvv


「・・ホント!?v」


待ってました!!っとばかりに目を輝かせれば
彼の、お手上げ〜。なポーズと苦笑顔・・。


「そんなふうにおねだりされたら、“ハイ”って言うしかないデショ?
  ・・もう、どこへでも連れて行ってちょーだい。 」

「ええー? そんな!ごめんね〜。 本読んでたのに!vv」











「・・。・・ダンナを尻に敷くタイプ・・だよね・・。」


「・・何か言った〜?vv」

「いーえv 何もvv」



・・チラリと目を合わせてから・・お互いの言葉に笑い合う・・。





「で、どこ行くの? が行きたいトコ行ってあげるよ?」

「・・えーっと・・・それじゃあ、古通り!
  木の葉古通りに行ってみたいなっ!!」





「・・・えっ・・・!?」





目を見開いて驚くカカシにが不思議そうに首を傾げる・・。


「えーっと・・私、変なこと言ったかな・・・?」




「あっ・・いや。 そんなことなーいよ。
 ・・うん。が行きたいなら・・行くとしますか。」

「・・・う、ん・・?」
















先ほどのカカシの表情を不思議に思いながら
昔の雰囲気が漂う木の葉古通りを歩く・・。

ここ、木の葉古通りには昔ながらの店がたくさん建ち並び
住んでいる人々も皆、昔からこの辺りに住んでいる老人ばかりだった。









「ねー。 カカシ。
 おじいさんやおばあさんがたくさん住んでるんだね!」

「そうだね。 。」



「古通りにはねー? いろいろ昔ながらの品物がいっぱい売ってるんだって!
  ・・ね!! あそこ!! あそこのお店に行こうよ!!!」

「ハイハイ。 あんまり急ぐと転んじゃうよ〜?」


カカシの黒いアンダーシャツを引っ張って、髪飾りのお店へと入る。
中には色とりどりのかんざしや、あまり見ないタイプ形をした櫛、
綺麗な色の髪飾りなどがたくさんならんでいた。



「あーっvv コレ! コレ可愛いよね?vv」

ふと、目にはいった紫色の花の髪飾りを手にとって・・
隣にいたカカシへと差し出す。



「えっ? あー・・可愛いんじゃない?
  ・・まぁ、の方が・・ずっと可愛いけどねvv」

「・・・おバカ。」

プイッとそっぽを向いて答えるにカカシが嬉しそうな笑みを浮かべた。


「ははは・・v ・・か〜わいいねェ・・vv」



「っ!?///・・・コレ下さ〜い!!!///」


そう、店の奥へと呼びかけて・・
・・まだ、笑いが止まらないような様子のカカシをバシバシとたたきながら

店の主人が出てくるのを待つ・・・・・・と、





「・・はいよ。」

しわがれた声のおじいさんが前掛けを手ではらいながら出てきた。

照れ笑いをしながら花の髪飾りを差し出すに優しそうな微笑みを浮かべ・・
・・そのまま隣にいたカカシへと視線を合わせる・・。


「・・!?」

「・・あっ・・どーも・・。」



カカシが老人の視線を受け、きまずそうに会釈をすると
さっきまでとはうってかわって冷たい表情を浮かべた老人が
黙っての持っていた髪飾りを受け取った。






「・・・。」

淡い綺麗な色の和紙で包まれていく髪飾り・・。

でも、それよりも先ほどの老人の態度の方がずっと気になって・・
は老人の顔をずっと見つめていた・・。










「ハイ。10両ね・・。」

「あっ・・はい。」

きっちり10両・・お金を差し出して・・
は老人にお礼を言った。

「えっと・・ありがとうございます。」




「・・それじゃ。」

・・一通りやりとりが終わるとカカシはの手を取って歩き出す・・。








 






 「アンタも忍をやってるのかい?」






・・突然・・後ろからかかった声・・。

振り返れば、先ほどの老人がじっとカカシを見つめていた。





「・・はい。 そうですよ?」


いつもの通りに・・答えるカカシ。





「・・へぇ・・じゃあやっぱりアンタ・・・。」



「私の名前は・・はたけカカシ・・です。」






「・・・木の葉の白い牙・・の息子・・か・・。」



「・・ええ。 ・・私の父が・・何か・・・?」




にとっては全く分からない会話が続く・・・。





「何かってことはないじゃろ・・?
 木の葉の白い牙が・・里にとってどんなに恥ずかしいことをしたのか・・・。
  ・・知らないとは言わせんぞ・・・!」



「・・・・。」




いつの間にか、通りじゅうから冷たい視線をあびながら・・・
・・カカシは静かにその場に立っていた。





「お前さんの親父のせいで・・・任務が失敗して・・里はっ・・・。」


「・・・・そう・・でしたね。」








・・木の葉の白い牙・・?!・・・任務が・・失敗・・!?



・・・よく・・分からない・・。・・けどっ!!!














「・・やめて下さい!!!」




「・・!?」










・・静かに立ちすくんでいる彼の背中が・・哀しそうに見えたから・・・

・・老人の言葉に・・・どこか傷ついているように・・見えたから・・。









「もう・・やめて下さい・・・!」

「・・・・・。」






私はカカシの前へと進み出て、
彼を守るように・・精一杯手を広げた。







「・・カカシ・・もう・・大丈夫だよ・・?」




「・・・・・なんで・・泣いてるの・・・・?」








・・カカシの言葉に・・やっと・・気づく・・









そう、・・・・泣いているのは・・私だった・・。







あふれ出す涙をこらえるように・・・・
・・もう、大丈夫だと・・伝わるように・・・

カカシの手をギュッと握りしめて・・
は一歩、前に進み出る・・。





「・・っ!・・カカシのお父さんが!! 
 何をしたかは分からないけど・・そんなこと・・!
 ・・・・カカシには関係ないでしょう・・!?・・だからっ・・!
 
 ・・もう、これ以上・・この人を傷つけないでっ!!!」



「・・・・。」

















「・・いこ。・・カカシ・・。」

「・・・うん。」

ただただ・・その場に立ちつくす老人に背中を向けて・・

つないだままなカカシの手をぐいぐい引っ張る・・。

・・何も見ず、振り返らずに・・二人で古通りをぬけた・・・・。


















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あとがきっぽいモノ;(ぇ

えー・・これにて前編は終わりますよ〜。
こっ後編はもっと甘い要素多めでいきますので!!vv

それにしても・・いやはや・・なんともよく分からない文章ですな・・(滝汗)
何が書きたいのかが・・自分でもよく分からないですよ・・・olz
まぁ・・管理人の気まぐれだと思って・・許してやって下さいませ;;
っというか・・このお話・・サクモさんの話してるけど大丈夫かなぁ・・?;
ネタバレ・・とかなんだろうか・・コレは・・・(汗汗)

とりあえず、続き頑張りますので!!!
どうか皆様・・もうしばらくお待ち下さいませ;;